
大正後期〜昭和初期の小松屋染料店

倉庫として使われてきた蔵(2026年現在)

現在の小松屋染料店の外観。奥に蔵があります。
文化5年(1808年)創業
小松屋染料店
群馬県桐生市。
織物の町として発展し、今も工場や蔵が残るこの町には、
ものづくりの空気が静かに息づいています。
近年は、その空気に惹かれて移り住む人も増えています。
その一角に、小松屋染料店はあります。
小松屋染料店は、文化5年(1808年)の創業以来、二百年以上にわたり桐生織物の「染め」に関わってきました。
創業当初は旧道沿いの御茶屋。やがて絹織物の発展とともに反物や染料を扱うようになり、時代の移り変わりに合わせて、扱う素材も変えてきました。産業の変化を経ても、小松屋はこの町で、ものづくりに寄り添い続けてきました。
現在は、染料・顔料・漆・蝋・刷毛など、創作に関わるさまざまな素材を扱っています。形は少しずつ変わっていますが、小松屋染料店は今もこの場所で続いています。
お知らせ
2025年5月、九代目店主の逝去を機に、小松屋染料店はこれからの在り方を見つめ直しています。
現在は月に一度ほど、在庫品の販売日を設けています。親族での対応となるため専門的なご相談はお受けできませんが、必要とされる方のもとへ品物が渡っていくことを願っています。オンラインでの販売も一部行っています。
事業の形は変わりましたが、この場所はこれからも守っていきたいと考えています。
2026年2月19日更新
小松屋染料店
月一回の販売日

4月13日(月)、5月14日(木)
11:00 - 16:00
群馬県桐生市本町6-14
現在は親族での対応となります。
当日の状況につきましては、朝にサイトまたはInstagramをご確認ください。
電話での対応は行っておりません。
お問い合わせはメール、またはInstagramのメッセージよりお願いいたします。
komatsuyasenryouten@gmail.com
蔵の今後の活用についても、少しずつ検討を始めています。
蔵は現在、改修前の状態で空になっています。
まだ手を入れていないそのままの空間です。
今後の活用を検討しています。
ご興味のある方は、販売日にぜひお立ち寄りください。
小松屋染料店は近年、
八代目・島田敏三、島田孝子、 九代目・島田雅之の三人で営んできました。

九代目 島田 雅之
2025年5月22日 永眠
長年ご利用いただいていた皆さまの中には、
まだご存じない方もいらっしゃるかと思い、ここにご報告いたします。
九代目は、材料や画材について深い知識を持ち、
プロの方からも多くのご相談を受けてきました。
長く制作の仕事に携わっている方々からも「本当に詳しかった」とお声をいただいています。
素材一つひとつに誠実に向き合い、納得のいくまで調べ、考える人でした。
その知識や助言を、これまでのように直接お伝えすることはできなくなりました。
当初はこの場所を閉じることも考えましたが、
話し合いを重ねる中で、親族で続けていくことを決めました。
今までとは形は変わりますが、
小松屋染料店はこれからもこの場所に在り続けます。